新しい元号の令和(れいわ)は、万葉集から引用されたとのことで、北野天満宮の宝物殿では、特別公開として、令和(れいわ」ゆかりの万葉集の展示がなされています。令和の語源となった万葉集の梅の花の歌三十二首も添えられていて素敵なんです!
そしてこの時期はまた毎年恒例の、史跡御土居の青もみじが美しい季節にもなります。
ゴールデンウィーク期間を除いて、宝物殿と青もみじ両方ご覧になる人は100円引きになりますよ。
北野天満宮で万葉集の令和(れいわ)展示 宝物殿にて
新しい元号の令和(れいわ)は万葉集からとられたということですね。
それを記念して、北野天満宮の宝物殿で万葉集の特別公開がされています。
北野天満宮にある万葉集は、宝永6年(1709年)に木版印刷された万葉集だということです。
令和(れいわ)の文字がとられた、万葉数の梅の花の歌三十二首の序文は、万葉集全20巻あるうちの、第5巻だということです。
そこには『初春の令月(れいげつ)にして 気淑(きよ)く風和(やわら)ぎ 梅は鏡前(きょうぜん)の粉(こ)を披(ひら)き 蘭は珮後(はいご)の香を薫(かお)らす』とあり、ここから「令」と「和」が引用されているとのこと。
万葉集は日本に現存する最古の和歌集だということです。7世紀後半から8世紀後半にかけて、天皇、貴族だけでなく、いろいろな身分の人が詠んでいるそうで、下級官人から防人、漁師、大道芸人などの歌が集められているそうです。その数は4500ともなるそうですから、当時にするとすごい数ですよね。
書かれている内容にも興味あります。
北野天満宮の宝物殿はこちらにあります。
今一緒に開催されている、史跡御土居の青もみじとセットになると100円引きにもなりますよ。
(※ただし、4月26日から5月6日は除く)
宝物殿では、万葉集の展示だけを行っているわけではありません。
私が訪れた時は、【第3期】刀剣×お茶 北野天満宮の至宝 4月20日(土)~6月30日(日) の開催中でした。
刀や茶器などの展示がなされており、茶器は、豊臣秀吉が行っていた北野大茶湯で使われていたものもあります。
当時の茶席の様子や記録、お茶道具の展示もあります。
その展示に上乗せする形で、特別に万葉集の展示がなされているようです。
北野天満宮 青もみじ2019公開日程
北野天満宮では史跡御土居の青もみじの公開を行っています。
期間は4月20日(土)〜6月30日(日)で
時間は9:00〜16:00までとなっています。
大人(中学生以上)500円
小人(小学生)250円
修学旅行生 250円
青もみじの受付場所は、三光門を通り、本殿から左へ抜けて行ったところに、御土居の入り口があります。
出口も入り口も同じところから出入りします。
宝物殿を同時に拝観すると100円引きですが、4月26日から5月6日は割引が適用されないので注意が必要です。
御土居へは、私も季節を変えて訪れているのですが、紙屋川をはさんでとても木々が美しいんです。
ちょうどよい高低差もあり景色も良くおすすめです。
御土居なので、ちょうどここが洛中と洛外の境目になっています。
もみじは350本ほど植わってあり、新緑の美しい時期も、紅葉の時期も楽しむことができます。
とっても爽やかな空気を味わってくださいね。
清々しい気分になれるので、元気が出ます。
さいごに
新しい元号、令和(れいわ)が日本古来の和歌集の万葉集から採用されたことは、喜ばしいことですよね。
とても言葉の響きに雰囲気があって、素敵だと思います。
北野天満宮へは近所なので、見に行きたいと思います。
青もみじもついでに行かれると割引になっていいですね。
執筆者:cotosanpo