京都に暮らしていると、一人の散歩が楽しいです。
7月中旬、蓮が見頃の東寺さんへと午前中に散歩に行きました。
東寺さんは、教王護国寺とも名乗っている、五重塔が有名な真言宗のお寺。
朝5時に開門するので、夏の早朝の散歩にもおすすめです。
京都に住んでて良かったと思う瞬間は、気軽に世界遺産にお散歩に行けることです。
コロナ禍になってから特にそう思います。ありがたいです。
一人でカメラを持ってお出かけするので、誰かと話すこともないですし安全。それに何といっても今年はすいています。
東寺の蓮はどこ?場所は?
東寺さんの蓮は無料で見ることができる範囲にあります。
場所は、大宮通りにある「東門」から入ってすぐ。
堀の池に蓮が群がっているので、すぐに見つけることができます。
このエリアは無料なので、誰でも見ることができます。
しかも、東寺さんは朝5時に門が開きます。
特に暑い京都の夏でも早朝に行けばとても美しい蓮を無料で見ることができるので、とてもいいですよ。
写真を撮るのにベストな位置は、やはり五重の塔とのコラボだと思います。
足元にピンクの蓮の花、背景にそびえ立つ五重の塔。
コントラストがくっきりとしているので、写真のポジションとしてはばっちりです。
個人的には、柳と蓮のコラボも素敵だと思います。
こちらが柳と蓮とうっすら五重の塔のコラボ写真です。
こちらの柳は、小野道風ゆかりの柳と書かれています。
なんだろうなあ。と思って調べてみました。
書道家である小野道風は自分に才能がないことを悩んでいたとのこと。
そこへ、柳へ跳びつこうとしていた蛙が、風に吹かれて柳がそよそよとこちらへ来た瞬間に、柳へ飛び移ることができたのを見て、
自分には努力が足りなかったと思い直したとのこと。
本当かどうかはわかりませんが、そういった逸話があるそうで、これは花札の絵にも描かれているそうです。
どうせ無理だろうと諦めていてはいけないってことなのでしょうか。
その柳の向こう側には、宝物館があり、もう終わりかけの紫陽花が見えました。
少し前に来ると、紫陽花と蓮、両方見ることができたのですね。
背景を宝物館にした景色がこちら。
蓮はつぼみもとても可愛らしいです。
この日は写生大会で子どもたちが多数訪れていました。
みんな美しい蓮を描きに来たのでしょうね。
わいわい賑わっていました。
蓮は昼になると閉じてしまうので、午前中に行くのがベストです。
暑い時期なので、やっぱり早朝に来るのがいいですね。
東寺の御朱印は?
東寺さんの御朱印は、食堂の中に受付があります。
こちらも無料のところにあるので、御朱印をいただくだけでもいいですね。
種類はいくつかあったのですが、やはり、東寺(教王護国寺)を弘法大師空海が建てられたということで、
「弘法大師」と書かれているものを選びお願いしました。
コロナの時期でも書き置きではなく、ちゃんと御朱印帳に書いていただけましたよ。
食堂の本尊は千手観音菩薩だったそうなのですが、昭和5年の火災で焼けてしまい、現在は宝物館に移されてるそうです。
現在の食堂のご本尊は、十一面観音菩薩となっています。
食堂は、四国八十八ヶ所巡礼や洛陽三十三所観音霊場などの納経所にもなっている為、たくさんの人でごったがえすこともあります。
それも今年はコロナの影響で、人っ子一人いませんでした。
その点についてはラッキーです。
さいごに
今年は新型コロナの影響で、京都に住むものにとっては、ゆっくり地元を散歩してまわるチャンスの年になりました。
観光客で混雑しているとわかっていながら、出かけるのはなかなかおっくうなのですが、今年は違います。
京都に住んでいるので、早朝だって出かけることができます。
これも与えられたチャンスと思い、それはそれで京都の暮らしを楽しんでいきたいと思います。