二条城はお城だけど御朱印はもらえるのでしょうか?書き置きなのか手書きなのかどっちなんでしょうか?お城用の御朱印帳はあるのでしょうか?
せっかく二条城に来たのだから、御朱印があればぜひいただきたいですよね。
私は、「ずっと二条城が地元で、お城近くに住んでいるのに、御朱印はまだもらったことがないなあ。」と思い、二条城では御朱印はもらえるのか聞いてきました。
お気に入りの御朱印帳に、御朱印が集まっていくのはとっても楽しいものです。
今なら、令和の二条城の御朱印(入城記念符)もありますよ!
案内所で確認すると、二条城は御朱印ではなくて、入城記念付というものが代わりにあるとのことでした。
御城印という言い方もするそうです。
お城の御朱印である入場記念付は1枚300円で、お土産屋さんで売っていると聞いたので、私もさっそく買いに行ってきました。
二条城の御朱印(入城記念付)はどこでもらえる?手書き?書き置き?
二条城の御朱印の代わりになる入場記念付は、お土産屋さんで300円で買うことができます。
改元した時は、天皇陛下御即位記念として、令和の二条城入城記念符(御朱印)もありました。
(現在は通常のものです。)
お土産屋さんの場所は、お城を入って順路通りに右に曲がった先にあります。
こちらは無料休憩所とも呼ばれている施設で、お土産屋さんと、カフェと、休憩スペースが一緒になっている施設です。
私もこちらのお土産屋さんの店員さんに申し出ると、すぐに入城記念付が出てきました。
こんなに瞬時に出てきたということは、御朱印は手書きではなく、元から印刷されている書き置きだということですね。
ここはちょっとお寺さんや神社とは少し異なるところですね。
お寺や神社の御朱印を集めている人にとっては、こういった印刷されたものを渡されるお城の御朱印(入城記念付)は、ちょっと味気ないと感じるかもしれませんね。
お寺や神社ですと、その場で書いてくださるのがまだ多いようですが、こちらも求める人が多くなってくると印刷したものに変わっていく可能性はあります。
ですが、これはこれでお城タイプのものは、集めていくと楽しみも増えるはずです。
こちらが二条城の入城記念付(300円)です。
大きさは横10.5cm x 縦14.8cmです。
手持ちの御朱印帳に貼りたい方は、サイズを確認しておいてくださいね。
二条城の入城記念付のデザインとなっているのは、葵の紋です。
二条城にある二の丸御殿の大広間は、15代将軍の徳川慶喜が大政奉還の意志を表明した場所で有名です。
徳川家の紋章は葵の紋です。なので、この葵の紋のデザインがこの入城記念付にも使われています。
余談になりますが、二条城の正門である唐門は、天皇家を表す菊の紋がついています。
葵の紋と菊の紋が混在しているように思います。
ですが、唐門の修理の時に、この菊の紋の下に、徳川家の葵の紋が元からついているのが発見されました。
葵の紋の上に、パカっと菊の紋が金具でかぶさっているのです。
このことから、元々二条城は徳川家の城であったという史実がよくわかりますよね。
1867年の大政奉還をきっかけに、お城が朝廷のものとなり、上から被せられたのだと考えられています。
江戸から明治へと時代が変わった瞬間だったのでしょうね。
歴史が作られる瞬間だと思います。
そう思うと、この入城記念付の葵の紋にもいろいろな思いをはせてしまいます。
入場記念付の話に戻りますと、葵の紋の上に、世界文化遺産 元離宮 二条城と書かれてあります。
今日の日付もちゃんと書かれています。
毎日、その日の分の入城記念付を用意されているのでしょうか。
二条城の入場記念付の代金である300円は、二条城の修繕の為に使われます。
地元に愛される二条城の為に役立ってもらえるなら嬉しい限りです。
二条城では平成23年度から20年かけて、28棟ある文化財建造物をはじめ、城内の歴史的建造物の修理がなされているのですが、その費用を賄うために、「世界遺産・二条城一口城主募金」というのが行われています。
本丸御殿の方は、以前は拝観できたのですが、平成19年から耐震の問題から公開されていません。
地元民としては本丸御殿を拝観できない事は残念です。
いつまでも好きな時に訪れたいので、お城の修繕には微力ながら貢献したいと思います。
二条城の御朱印帳(集印帳)のデザインはどんなの?
二条城オリジナルの御朱印帳はお土産屋さんで売っていました。
こちらでは御朱印帳というのではなく、集印帳と呼ぶそうです。
集印帳のデザインは、松鶴の間の鶴の絵障壁画のデザインでした。
とってもかっこいいデザインですよね。
最近の御朱印帳は、若い人向けのかわいらしいデザインも増えてきましたが、個人的には、こういう純和風の渋いデザインがやっぱり素敵だと思います。
二条城の御朱印帳は、お値段はそこそこで1950円でした、
買うべきか否か、正直迷うお値段ですが、なかなか見栄えのする集印帳なのでとてもおすすめです。
入城記念付と集印帳とセットでお土産にしても喜ばれそうですね。
集印帳は蛇腹のように開いていく形になっており、こちらに頂いた入城記念付を貼りつけていくという形式になっております。
この蛇腹形式はとても使いやすくておすすめです。長持ちもします。
集印帳を持つと、きっともっと集めたくなると思います。
二条城以外のお城の御朱印も集めることができたら楽しそうですね。
二条城のスタンプはどこにある?
二条城の記念スタンプは、入城してすぐ左にある案内所の前にあります。
他には、無料休憩所にも置いてあります。
私もノートに押してきました!
こちらのスタンプは、日本100名城においてあり、日本全国全部で100種類あるとのことです。
「日本100名城」の選定は日本城郭協会が財団法人となって40周年を記念する事業として、文部科学省・文化庁の後援を得て企画されたそうです。
京都は二条城のみにこのスタンプが置いてあります。
二条城のスタンプのデザインは二の丸御殿になっています。
番号が53となっていますが、この番号は日本の北から順番に番号がふってあり、二条城は53番目のお城のようですね。
ちなみに、前後の番号を調べてみたところ、52番は、滋賀県の観音寺城で、54番は大阪城となっていました。
単純に地理的な通し番号となっています。
私はノートにスタンプを押してしまったのですが、日本100城専用のスタンプ帳というものがあります。
本来はそちらに押して100城分ためていくことができます。
すべて100城分たまった人は、日本城郭協会事務局宛にスタンプ帳を送ると、「祝登城完了!」の印と登録順位を記入したものを送ってくれるそうです。
興味ある方はぜひ、こちらのお城のタンプラリーもやってみてくださいね。
さいごに
二条城は御朱印という名前ではなく、入城記念付という名前で御朱印と同じ意味のものがありました。
入城記念付売っている場所は、二条城の入り口を入って右手にある、無料休憩所の中にあるお土産やさんです。
手書きではなく書き置きのものでしたが、日付はちゃんと入城した日付になっていました。
二条城でもらえる御朱印は、お寺では参拝、奉納した証としていただけるものに対して、印刷してあるものをいただくという点で少し簡素なイメージです。
二条城の御朱印帳は、集印帳という呼び方で、松鶴の間の鶴の絵障壁画のデザインで素敵なものでした。
こちらもお土産やさんで売っています。
二条城のスタンプは、二の丸御殿のデザインで、無料休憩所や、案内所にも置いてあります。こちらも集めていくと楽しそうですね。