二条城を車椅子で観光できたらいいですよね。車椅子のレンタルができたらとても便利だと思います。
二条城のバリアフリーの状態がわかれば、車椅子のお客様ももっと来やすくなると思います。
二条城の正門の「東大手門」前の道路は、2016年に綺麗に舗装されて、広くてフラットで気持ちよく通行できる美しい快適な広場になりました。
地元民の私もとても歩きやすくなったので、近所でも誘い合わせて夜のウォーキング、ランニングに行くなど、人気のお散歩コースになっています。
ベンチもちょこちょこあるので、ついつい長い井戸端会議になりがちです。
ちょうど友達が車椅子のお母さんと、二条城観光に来たいと言っていたので、二条城のバリアフリー情報を調べてみることにしました。
二条城は車椅子で観光できる?レンタル料金は?予約は?
二条城は車椅子で観光することができますし、車椅子の貸出(レンタル)もあります。
入城してすぐ左手の案内所に車椅子の貸出する案内所があります。
二条城で借りることのできる車椅子は、電動アシスト付きの車椅子です。
電動アシスト付きなので、漕ぎ出しがとても楽です。
上り坂でも楽に押してあげることができますね。
二条城は砂利道がほとんどなので、こういった電動アシスト付きだととても走りやすいと評判なんだそうですよ。
普通の車椅子だと、砂利道を押すには前輪を浮かせて押す必要があるのでとても大変ですよね、
電動アシスト付き車椅子のレンタル料金は無料ですが、数に限りがあり(現在は5台ほど)予約ができないので、確実に借りることができるとは言えません。
二条城ではだいたい何時ごろに、車椅子が出はからってしまうのか聞いてみました。
たまに人気イベントの関係で、土日は早めにすべて出はからうこともあるのですが、頻度としてはあまりございません。」
ということでした。
普段は車椅子が足りなくなるという日はあまりないということです。
予約ができないことが心配だという人や、絶対に現地で必要だという人は到着間際に電話で確認した方が良さそうですね。
二条城の車椅子で利用できるトイレ情報
二条城には車椅子で利用できる障がい者用のトイレが3ヶ所あります。
緑の園前
清流園前の休憩所
一番奥の本丸御殿の向こう側の休憩所
二条城に行く前にお手洗いの場所を把握しておくと便利だと思います。
地図を書いたので、参考にしてくださいね。
二条城の車椅子、バリアフリー対策について
二条城に入ってからの各施設のバリアフリー対策について調べてみました。
二の丸御殿のバリアフリー対策
二の丸御殿は車椅子で入る事ができます。
自宅やホテルから車椅子で二条城へ観光へ来た場合も、二の丸御殿に入る時だけは、御殿専用の車いすに乗り換える必要があります。
乗り換える場所は、二の丸御殿の向かって右側の団体入り口にのところにあります。
国宝建造物の二の丸御殿の廊下は、鶯(うぐいす)張りといって、歩くとキュッキュッと鶯の鳴き声のような音がします。
この廊下に、ちょうど人が通る幅に絨毯がひかれてあり、そこを専用の車椅子で通って中の広間、障壁画を鑑賞することができます。
車椅子だと幅をとってしまい、他の人に迷惑がかかるんじゃないかと心配かもしれませんね。
ですが、通路を広く幅がとってあるので、他の人を邪魔することもなく気になりません。
車椅子でも気兼ねせずにゆっくり二の丸御殿を鑑賞することができます。
私が訪れた時は、ちょうど杖をついた女性が入ってこられました。
入り口で案内の方が、杖を拭いてから入るようにお願いされていました。
杖が必要な方は案内の人の指示にしたがって、杖を拭いてから入ってくださいね。
こちらの入り口で、乗ってきた車椅子を置き、専用の車椅子に乗り換えて、ゆるやかなスロープをあがっていきます。
自然に二の丸御殿のスタートの位置にきます。
体の大きな人用の大きめの車椅子も用意されているので安心だと思います。
車椅子の台数はたくさんあったので、足りないということはそうそうなさそう
二条城の中で車椅子の迂回が必要な場所
二条城の中で、車椅子で迂回が必要なところがどこにあるのか聞いてみました。
二の丸御殿から本丸御殿へ行く時に、普通の場合ですと本丸御殿の東橋から入るのが近くて本来のルートになります。
ですが、この東門の方は階段があるために、車椅子で入ることができません。
すごく遠回りになってしまうのですが、いったん二の丸御殿を出てから、北側からの道、もしくは南側の道から迂回して、階段のない西橋から入ることになります。
地図を作ったので、チェックしてみくださいね。
二条城障壁画 展示収蔵館のバリアフリー対策
二条城障壁画の原画を展示している施設が二条城障壁画 展示収蔵館です。
こちらの建物には、スロープがついているので、車椅子でも入ることができるので安心です。
私は、夏日に訪れたのですが、二の丸御殿と違い冷房がかきいていたので、快適に障壁画を見ることができたので良かったです。
色あせているのは、二の丸御殿で見ることのできる障壁がの方が模写で、こちらの展示収蔵館の方に本物が保管してあるとのことです。
入館料は別になっており、100円(小学生以上)かかります。
年に4回開催期間があり、それぞれ60日間の日程になっていて確認が必要です。
大休憩所 (お土産やさん、カフェ)のバリアフリー対策
入城して右手に進んだところにある、大休憩所とお土産屋さんは、入り口が大きめな引き戸になっており、段差もありません。
車椅子でスムーズに入ることができます。
大休憩所の手前の方が椅子席になるので、車椅子で休憩を取るとなると、こちらになるかと思います。
二条城の砂利道は車椅子はちょっと大変
二条城前の道路は舗装されていて段差がないので、とてもスムーズです。
入城するまでは問題ないのですが、入城すると砂利道になるので車椅子だと疲れてしまうのは否めません。
二条城で無料レンタルできる車椅子は、電動アシスト付きなので、砂利道や坂道では漕ぎ出しが楽です。
普通の車椅子と比べると楽に観光ができます。
係の人に聞いてみたところ、二条城の車椅子は電動アシスト付きなので、介助する人が押すのが楽でスムーズだと喜んでいらっしゃるようですよ。
さいごに
実際に二条城を訪れて、車椅子対策、バリアフリー状況を調べてみました。
車椅子のレンタルは大変ありがたく、電動アシスト付きなので、砂利道が多い二条城で大活躍であることもわかりました。
もう少し改善されたらいいのになあという点もあるかと思いますが、以前に比べると、ずいぶんバリアフリーも進み、車椅子で観光できるエリアも増えたように思います。
車椅子でも気にせずに観光を思い切り楽しみたいですよね。
ぜひ、この情報を参考にして二条城観光を楽しんでくださいね。