一休さんで知られる京田辺市にある一休寺(報恩庵)を訪れました。
一休さんは、室町時代の臨済宗大徳寺派の禅僧で、一休宗純(いっきゅうそうじゅん)が正式なお名前です。88歳で亡くなるまでこちらですごされたとのことで、お寺のお名前の「報恩庵」も一休さんがつけれらたそうです。
お寺は厳かな静かな雰囲気で、美しい枯山水のお庭もあり、境内も広く見どころがたくさん。交通アクセスは行きにくい場所ではありますが、とてもおすすめです。
一休寺の御朱印
一休寺の御朱印は、見開きタイプになります。初穂料は600円です。
御朱印は虎の絵と、心不可得(しんふかとく)と書かれてありました。心というのは、は無自性であり、わからないのもという意味らしいです。年齢を重ねるごとにその意味に納得です。
一休さんといえば「屏風の虎」のとんち話が有名ですね。
お寺のあちこちには、虎のイラストが描かれていたり、ワンポイントにも虎があしらわれていました。、例えば玄関マットなどにも使われていました!かわいいですね。
お土産にあるマスコットがとてもかわいらしくて、それぞれが違うお顔です。
こちらにも虎さんがいらっしゃいました。
一休寺の抹茶と納豆入りの和菓子
一休寺ではお抹茶とお菓子をいただくことができます。
センスの良いお花が生けてあるお部屋で腰かけでいただきました。
足の悪い方もこれなら安心。気軽にお茶とお菓子を楽しむことができますね。
お菓子は亀末廣(かめすえひろ)さんの
絹のしずくという和三盆の落雁です。中に一休寺(報恩庵)
の納豆が入っており
とても優しい口当たりの和菓子でした。
やさしい甘さの中に、しょっぱい納豆がアクセント!とても気にいりました。
一休禅師が考えたという一休納豆は、作るのに大変時間をかけています。
蒸した大豆を発行させ、塩水が入った木桶に入れて毎日かき混ぜては天日干しにするという作業をされているとか。
こういった作業を1年も続け、さらにそのあと1年熟成されるという大変手間がかかっているのです。
いろいろなお料理にあうと評判らしく、カレーに入れているという友人もいます。
最近では、一休納豆を使用したおしゃれなスイーツもたくさんあるようですね。
一休寺の枯山水のお庭と銅像
一休寺(報恩庵)には、北庭、南庭、東庭の枯山水のお庭があります。
南庭が一番広く作られていて、サツキ、サザンカ、ソテツが植えられていました。
私が訪れた時は、サザンカが一輪咲いているくらいの時、全体的に丸く刈られているのですが、よく見たらハートの形に刈られているところもありました。
ハート型なのかどうかはわかりませんが。
北庭は、大きな石を観音石として使った禅院枯山水の蓬莱庭園です。石灯篭が置かれ、石組で枯れ滝を表現しています。長い黒い鯉魚石もあり、鯉が滝を登る様子を表現しているようです。
一休寺の一休さんの銅像は、少年時代のものと番年のものとありました。
場所は開山堂のまわりです。ちなみにお墓は、御陵墓として宮内庁が管理されているということから、門扉が
菊の紋があしらわれていました。
この紋からのぞいてみると、ここにも枯山水のお庭があります。
こちらは残念ながら入ることはできません。
銅像まわりには、めずらしい石像がならんだ苔むしたお庭もありました。
うっそうとしていて、雰囲気が良いですし、石像がユーモラスでとても楽しいです。
お写真好きな方はこちらのお庭を撮るのもおすすめですよ!