京都のお盆といえば、五山の送り火ですね。
先祖の霊を見送るのに、いつも送り火を見ながら拝んでいます。
送り火の日が来ると、夏も終わりに近づくなあなんて思いますが、実際はまだまだ暑いのです。
京都に住んでいるものとしては、住んでいるところから見やすいところへ移動して送り火を見るというのがスタンダードかと思いますが、見えないところに住んでいたりすると、わざわざお出かけして見に行くということになります。
旅行で来られている方だと、ホテルの屋上や、レストランを予約している人もいるかもしれませんし、高い建物にのぼろうと計画している人もいるかもしれませんね。
ここでは、普段私達京都人が、集まって見ている送り火のスポットをご紹介したいと思います。
五山送り火 京都御所で大文字を見る
京都御所がある京都御苑は広くて、自転車も自由に停めることができて、24時間出入り自由なので、京都住民にとって送り火を見る人気のスポットです。
広すぎてどこで見ていいかわからないと思うので地図を書いてみました。
京都御所で見られる送り火は大文字山です。
左京区にある方の「大」なのでお間違いなく。
門は烏丸通からですと、蛤御門(はまぐりごもん)から入って、寺町通りからですと、清和院御門(せいわいんごもん)から入ると良いです。
大文字が見える範囲は赤い枠で印をしました。
写真を撮ってきたので、参考にしてくださいね。
1番:前に仙洞御所が見えている道
正面に仙堂御所が見えている道で、仙洞御所につきあたる道で撮影しました。
1番の場所です。
このまま仙洞御所に近づくと見えなくなってしまうのですが、手前の方だと良くみえました。
2番:仙洞御所北の道、清和院御門手前
この場所はさらに良くみえるように思いました。
清和院御門ごしに見る大文字です
五山送り火 出町柳で大文字を見る
出町柳は五山の送り火のスポットとしては人気の場所です。
加茂川と高野川がちょうど合流する地点で、出町柳デルタ、鴨川デルタとも呼ばれています。
1番の場所で撮った写真がこちらです。
ちなみに、ここまでが加茂川で、この先下流は鴨川と字が変わる地点でもあります。
川幅いっぱいに飛び石があり、向こう岸まで行くことができるので、子どもたちの水遊び場としても人気のスポットですよ。
鴨川デルタの真ん中は、「鴨川公園」といいいます。
2番の鴨川公園から大文字を見た写真がこちらです。
出町柳の高野川の方にかかる橋は河合橋といいます。
ここからはも大文字山が見えるのですが、方向を変えると「法」も見ることがでできます。
法が見えるスポットは、河合橋の東の方からです。
3番の河合橋から撮った写真がこちらです。
河合橋の西から東の大文字に向けて写真をとったのがこちらです。
4番の出町橋からの写真はこちら
出町柳かいわいは橋の上も川岸もどこでも見渡しが良いので、人混みになったとしても開放感があります。
送り火を見るスポットとしては大変人気です。
鴨川かいわいは他にも送り火スポットが多いので、お散歩がてらに歩いた時に良いポイントがあれば、随時更新していきたいと思います。
さいごに
京都御所で見る送り火スポット、出町柳で見る送り火スポットを中心に、お散歩しがてら写真を撮ってきました。
五山の送り火は京都に住んでいると、毎年恒例のお盆の行事です。
いつも近所でしか見ないことが多いのですが、こうやって調べてみると、いろいろな山の表情が見えてとても楽しいお散歩です。随時見つけたら更新したいと思います。