滋賀県大津と京都の蹴上を結ぶ琵琶湖疏水に観覧船が通っており、ルートは2つあります。
大津から京都へ行く路線を「下り便」京都から大津へ行く路線を「上り便」とよんでいます。
下りか上りかどっちのルートを予約するか迷ってしまいますよね。
琵琶湖疏水船は、春や秋の京都観光のトップシーズンには大変の人気です。
疎水の両側には遊歩道があることから、桜や紅葉がとてもきれいなんですよ。
琵琶湖疏水船のルート
琵琶湖疏水船は疎水を通っていくのですが、途中に何個かトンネルをくぐっていき、見どころもいろいろありいます。
ガイドさんが一緒に乗っており、説明をしてくださるので、疎水に対しての知識も深まりますよ。
乗船するのが楽しみです。
大津から出発する下り便のルートで説明します。
下り便だと「大津」から「蹴上」まで約55分
上り便だと京都の「蹴上」から「大津」まで約35分
下り便は途中「山科」で乗り降りできます。
大津
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大津閘門(おおつこうもん)
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第一トンネル東口洞門
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北垣国道 扁額(へんがく)
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第一トンネル第一竪坑(たてこう)
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第一トンネル西口洞門
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緊急遮断ゲートと藤尾橋
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四宮船溜 諸羽トンネル(山科上下船場)
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安朱橋
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本圀寺正嫡橋(桜と菜の花のコラボ)
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第二トンネル
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第11号橋
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第三トンネル
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旧御所水道ポンプ室(蹴上)
トンネルを3つもくぐることになるのですが、最初の第一トンネルの長さは2436mもあります。
長いトンネルを掘るために、第一竪坑(47m)と第二竪坑(20m)が作られ、今でも見ることができます。
トンネルの中は、気温が下がるので、季節によっては羽織るものがあれば便利です。
琵琶湖疎水は人工のものなので、このような水路を作られた明治時代の功績者たちに思いをはせてしまいますね。
幕末で衰退した京都を復興させる為に、北垣国道(当時の京都府知事)が計画したものです。
目的は、上下水道、運河、水力発電、防火、精米水車などがあり、土木技師の田辺朔郎の指揮のもと、琵琶湖疏水が完成しました。
今では琵琶湖疎水沿いは素敵な散歩コースで、桜の季節も紅葉の季節も地元の人に愛されている道です。
琵琶湖疏水船は下り上りどっちがおすすめ?
琵琶湖疎水船は下りと上りあるのですが、圧倒的下り便が人気です!
理由は乗船時間が長いので長く楽しめることが一番ではないでしょうか。
下りの方が上りよりも20分も長くなっています。
それだけゆっくり楽しめますし、到着するところが京都の蹴上で周辺に見どころいっぱい!というのも魅力です。
私が実際、琵琶湖疏水船を予約した時は、予約の初日の2月15日でした。
午前中で人気の下り便の土日や、春休みの期間(桜のトップシーズン)の時間は、もう埋まり始めていて、残り1席という日ばかりです。
比較的便の時間が早いもの、遅いものが残っている様子です。
2月15日の夜の段階では、下り便の方はほぼほぼ4月の春休みまでは埋まっており、GWのあたりはまだ予約が少し残っている状態でしたので、本当に初日であっという間に予約は埋まるという印象です。
琵琶湖疏水船に乗りたい!と思っている人はまず予約をしないと席を確保できないので、とにかく予約をすることですね。
日時や時間をゆっくり選んでいるうちに埋まってしまうということもあります。
下り便に関しては山科で下船したり、また乗船したりする便があります。
それだと少し空いている時もあるので、そこも狙い目です。
1席なら残っていることも多いので、お一人様でも良いという人は席をゲットできる可能性が高いですよ。
- 予約は早めに!
- 上り便は残っている可能性あり
- 時間が早い便、遅い便は残っている可能性あり
- 下り便の「大津→山科」「山科→蹴上」 のチケットは残っている可能性あり
- お一人様だと空いているチャンスあり
琵琶湖疏水船の時間と便数
琵琶湖疏水船は2つの船で上りと下りで航行しています。
大津から京都へ行く路線が「下り便」1日5便
京都から大津へ行く路線が「上り便」1日4便です。
時間は以下の通りとなっています。
9:00
9:15(この便のみ、途中山科発着あり)
12:25
12:45
15:45
10:45この便のみ、途中山科発着あり)
11:05
14:10
14:30
琵琶湖疏水船の料金に関しては、日にちによって異なり、
通常期、繁忙期、トップ期と3種類の料金設定になっています。
やはり人気の桜の時期、春休み、GWはトップ期でなかなか席を予約しづらくなっています。
予約は早めにしなくてはいけませんね。。
下り便の2便目は途中で山科に寄ります。
ルートが半分になるので、チケットもお安いですよ。
席も残っていることが多いので狙い目です。
さいごに
琵琶湖疏水船を実際予約をとろうとすると、本当にすぐに埋まってしまってびっくりしました。
狭い水路を航行するのに、そんなにたくさんの便数は取れませんよね。
上りか下りかは、やはり下りがおすすめ!実際に人気で先に埋まるのが下り便ですよ。
いつでも乗れると思っていたら、なかなか乗れません!
琵琶湖疏水船のルートもガイドさんが一緒に乗っているので、いろいろ見どころを説明してくださいます。
ぜひ、楽しんでくださいね。