西芳寺(苔寺)は京都市西京区にある苔の有名なお寺で、臨済宗単立寺院です。
山号を洪隠山というそうです。英語だとMoss temple そのまま苔寺ですね。
2021年6月からネットで拝観予約ができるようになったので、さっそくお庭の写真を撮ろうとカメラ片手に行ってきました。
西芳寺の秋の紅葉写真を公開します。
西芳寺(苔寺)拝観をネット予約しました
西芳寺(苔寺)は、一度ゆっくりと、苔むす庭園を散歩してみたいと思っていました。ハガキだとなかなかスケジュールが経たないので、お高いですがネットで予約をすることにしました。
長い間往復ハガキのみでしか、拝観予約できませんでしたが、2021年からネットでも予約できるようになりました。ただ往復はがきでの予約とネット予約で少し内容が違いますので注意が必要です。
お値段は往復はがきの方が1000円お安くなっていますが、最低1周間前に必着する必要があるので、スケジュールに余裕がないと難しいと思います。
一方、ネットで予約するのが苦手な方はハガキの方が確実ですよね。
ネット予約の良いところは、前日でも予約ができるので思い立ったらすぐに行くことができるところです。ネットで申し込みの場合の料金(参拝冥加料)は4000円です。往復はがきより1000円お高くなっています。
西芳寺の本堂でお参りした後写経をするというのがついているのですが、ネット予約の人は、その時に使う筆ペンをいただくことができます。
私はネットで2人分予約をしました!
拝観の時間は午前と午後に分かれており、申込時に指定をします。
午前の部(10:30に入場):12:00閉門
午後の部(13:30に入場):15:00閉門
となっておりますが、1時間くらいあれば十分なので、その時間に間に合わないといけないというわけではありません。
入口の門のところで現金で支払うようになっており、そこで写経用の筆ペンと用紙をいただきました。
西芳寺(苔寺)は写真撮影可!
本堂でお参りを済ました後、席について延命十句観音経の写経をいたしました。
うっすらと文字が書いてあり、なぞるだけですので字が下手で心配だという人でも簡単だと思います。
せっかくですので心を落ち着けて没頭しました。
(西芳寺の拝観はお子様は受け付けておらず、12歳以上となっています。)
写経を終えて本堂を出て、いよいよ庭園に入ることに。
西芳寺(苔寺)は、写真撮影は可です。
予約してあるのと、少人数であるということで、心ゆくまでゆっくりと撮影することができました。(三脚禁止です。)
コロナに関係なく以前から予約制で人数制限があるので、気ぜわしくないのが良いところ。拝観料はお高いですが、一度は行ってみたいですよね。
私もしっとりとした苔の世界を堪能することができました。
西芳寺の庭園の苔は120種類もあります!
現在のお庭は臨済宗の禅僧・無窓国師が作庭されたということで、
お庭は上下二段構えの構成になっています。
上が枯山水のお庭になっており、龍門瀑(りゅうもんばく)を表現しています。
「鯉が滝を登りきると龍に変わり成功する」という中国の故事からきているそうです。
室町時代にはこのお庭は評判となったことだそうで、そのまま金閣寺や銀閣のお庭の原型になったということです。
下のお庭は黄金池という池が中心になっており、池泉回遊式庭園となっています。
古い橋や、ビロードのように広がる苔が本当に美しく、ため息が出てしまうほどでした。
私が訪れた時はコロナ禍で、息苦しい毎日を送っていましたが、
そんな中でもこんなに美しいところで、思い切り深呼吸できたことは、とても息抜きになり、清々しい気持ちになることができました。
苔寺の場所
西芳寺(苔寺)周辺の素敵カフェによりみち
西芳寺の帰りに、周辺の知覚のお寺「竹の寺」に寄り道し、そのあと周辺にカフェがないかと探して訪れたのがCafé Andanteさんです。
苔寺から徒歩10分くらいのところにあります。
アンティークの雑貨がたくさん置かれている、とても可愛い絵本の世界に入ったかのうような素敵なカフェです。
雰囲気が別世界に来たかのようで非日常感があります。空間に癒やされるのと、そこでいただくお菓子やコーヒー、お紅茶もとても美味です。
西芳寺、鈴虫寺、竹の寺(地蔵院)に行かれた帰りにぴったりなロケーションにありますよ。
少しわかりにくいかもしれませんが、観光帰りにとてもおすすめです。
Café Andanteの場所