京都の一人旅におすすめ広隆寺。秋の紅葉の色づき始めた頃、嵐電に乗って訪れました。
広隆寺といえば、弥勒菩薩(みろくぼさつ)が国宝になっており、霊宝殿に安置されています。
霊宝殿には、それ以外にも、千手観音(藤原期)、聖徳太子16歳像(鎌倉期)などもあり、国宝に指定してあるのは20点くらいあります。
それ以外にも、飛鳥、天平、貞観、藤原、鎌倉の時代を代表する仏像があるので、とても見応えがありましたよ。
広隆寺の弥勒菩薩
広隆寺の弥勒菩薩(半跏思惟像)は国宝第一号です。
高さは124センチ、ほっそりとしたお体が特徴で私もお家でミニサイズのものを持っています。
お顔がお優しいので、とても気にいっています。
時代は飛鳥時代で木像で、「宝冠弥勒」「弥勒菩薩半跏像」「弥勒菩薩半跏思惟像」などいろいろな呼び方がされています。
広隆寺の霊宝殿で安置されている場所は、畳の小上がりが前に設置されており、靴をぬいで真ん前に座らせていただくことができるのがおすすめポイントです。
霊宝殿は薄暗く、天井が高いので心がとても落ち着く空間。
前に座して、物思いにふける時間は、なんとも貴重に思えました。一人旅で訪れている人におすすめしたいスポットです。
半跏(はんか)というのは、片足をあげた座り方を指すそうで、頬にてをあてて考えているお姿を、思惟(しゆい)というそうです。
前にはお賽銭箱や、護摩木も置いてあるので、特別な思いがある人はゆっくりお参りしてくださいね。
霊宝殿の前は、小さな池があり、苔の美しい木漏れ日がきれいなお庭があります。
こちらも素敵ですよ。
広隆寺の御朱印と拝観料
広隆寺の御朱印は、拝観料を支払う受付の横で別に受付があります。
御朱印帳を預けるというのではなく、その場でお願いし、出来上がるのをその場で待つようになっています。
料金は300円で、手書きの部分は日付のみでした。
他はスタンプを御朱印帳に押してくださいます。
真ん中にはやはり「弥勒菩薩」の文字が描かれてあり、大本山広隆寺と脇に描かれています。
広隆寺はそんなに混雑するお寺ではないので、御朱印もスムーズにいただくことができました。
拝観料は800円と少し高めの設定ですが、弥勒菩薩の安置してある霊宝殿に行った後にとても納得しました。
これだけの数の仏像をゆっくり観ることができ、また国宝の弥勒菩薩も畳の小上がりスペースがあり、落ち着いてお顔を拝見させてもらうことができることを思うと、美術館に来たように思えるので納得です。
広隆寺
拝観料:800円
拝観時間:9:00~17:00
広隆寺は観光客が少ないので、落ち着いた京都観光をしたい人におすすめです。
広隆寺へのアクセス
私は広隆寺へ嵐電で行きました。
嵐電だとお寺の真ん前が駅。「太秦広隆寺駅」で降ります。
混み合う時期は電車での移動がベストですね。
京都駅から広隆寺への行き方
JR京都駅 → 太秦駅下車 徒歩約7分
太秦駅で降りて南の方へ歩きます。広隆寺の駐車場から入る方が近いので、そちらから入ってください。
四条烏丸から広隆寺への行き方
阪急烏丸 → 阪急大宮下車
京福電鉄にのりかえ
四条大宮 → 太秦広隆寺駅下 徒歩約1分
北野白梅町から広隆寺への行き方
北野白梅町 → 帷子ノ辻駅下車、線路を渡って別ホームへ移動
帷子ノ辻 → 太秦広隆寺駅
北野白梅町は、北野天満宮、平野神社などが近いので、それらに行った後などに広隆寺まで行ってみてはいかがでしょうか。
広隆寺の駐車場
広隆寺の駐車場は50台あります。
参拝者専用で無料で使うことができます。
さいごに
一人旅におすすめの広隆寺の紹介でした。
自分の好きなように動ける一人旅。弥勒菩薩さまの前でじっくりと自分に向き合う時間をとってみませんか?
広隆寺はこじんまりとしていますが、とても魅力的なお寺です。
仏像がお好きな方に訪れてほしいお寺です。
個人的には京都の風情ある嵐電が好きなので、嵐電(京福電鉄)で行かれるのをおすすめします。