仁和寺の御室桜は、京都の遅咲きの桜として有名です。
4月の中旬頃に満開を迎えて、京都観光の中でも人気の桜スポットですね。
御室桜は背が低い桜なので、視線の高さで桜を楽しめるのが魅力だと思いますよ。
仁和寺の拝観料についても調べてみました。
仁和寺の御室桜の見頃はいつ?
京都の仁和寺の御室桜は、遅咲きの桜として有名です。
見頃はだいたい4月の中旬なのですが、去年平成30年は開花が早く、4月の初旬に満開を迎えました。
桜の開花は、その年ごとに異なるので、旅行の予定をたてていてもずれてしまうことがありますね。
仁和寺の御室桜の開花状況がホームページに掲載されていたので調べてみました。
最近10年の御室桜の開花情報です。満開の時期を書いています。
開花はこの日よりも3〜4日前くらいです。
平成20年(2008年) 4月12日~12日
平成21年(2009年) 4月11日~12日
平成22年(2010年) 4月12日~16日
平成23年(2011年) 4月19日~22日
平成24年(2012年) 4月18日~20日
平成25年(2013年) 4月8日~12日
平成26年(2014年) 4月10日~13日
平成27年(2015年) 4月8日~11日
平成28年(2016年) 4月9日~12日
平成29年(2017年) 4月15日~17日
平成30年(2018年) 4月3日~5日
こちらに詳しい御室桜の開花情報が掲載されています。
仁和寺の御室桜は、江戸時代のころから庶民にも親しまれています。
現在咲いている「御室桜」は1696年の伽藍再建の時に植えられました。
仁和寺の御室桜の特徴
仁和寺の御室桜は遅咲きで、背が低い木です。
品種は「御室有明(おむろありあけ)」というもので、半八重のものがほとんどです。
中には一重や八重のものもあります。
中門の北西にあり、約130株があります。
境内全体だと約200株の御室桜があります。
背が低い桜ということで、「お多福桜」という名前でも親しまれています。
根本から枝を貼って花を咲かせるのが特徴です。
どうしてこんなに背が低いのかというのは、いろいろな説があるそうですが、一つの理由として、土壌に原因があると考えられています。
御室桜がある粘土質の土壌は、酸素や栄養分が少なく、桜が根をのばせずにいたからだという説です。
御室桜は江戸時代の頃から庶民に親しまれ、たくさん和歌にも詠まれてきました。
春泥
ねぶたさの 春は御室の 花よりぞ
与謝蕪村
花盛り 御室の路の 人通り
桐奚
御室の桜は、大正13年(1924年)に国の名勝に指定されています。
名勝とは、ウィキペディアによりますと「日本における文化財の種類のひとつで、芸術上または観賞上価値が高い土地について、日本国および地方公共団体が指定を行ったもの」だということです。
仁和寺の御室桜の時間と拝観料 場所はどこにある?
仁和寺の御室桜はどこにあるのでしょうか。
仁和寺の境内図を書きましたので参考にしてください。
正面の仁王門から入り、まっすぐ行って中門に入った左手(西側)に御室桜の桜苑があります。
まとまって咲いているので、とても見応えがありますよ。
拝観料は、桜の時期は有料になります。
中門より北の境内(伽羅)に入るのに料金が500円かかります。
桜以外の季節は無料です。
桜の時期というのも、毎年の開花状況に合わせて変わるので思わずかかってしまったりする場合もあります。
拝観時間は8:00~17:30(受付17:00まで)となっています。
その他の拝観料は、地図の太字のところの、霊宝館、御殿が有料となっています。
仁和寺の拝観料は少しややこしいので、表にまとめました。
大人 | 高校生 | 中学生 | 小学生 | |
---|---|---|---|---|
桜の時期の境内 | 500円 | 500円 | 200円 | 200円 |
御殿 | 500円 | 500円 | 300円 | 300円 | 霊宝館(期間あり) | 500円 | 300円 | 300円 | 3無料 |
仁和寺へのアクセス
さいごに
仁和寺の御室桜は、日本の名勝にもなっている有名な桜です。
開花の時期は4月中旬ですが、去年はとても早かったので、今年はどうなることやらですね。
拝観料は桜の時期は境内に入るのに500円かかります。(桜の季節以外は無料なんですが。。。)
この時期に京都観光に来られる人には、ぜひおすすめしたい桜スポットです。