夏に京都の圓光寺さんへ行ってまいりました。
御朱印に青もみじの印があってとても爽やか!ブログにご紹介します。
夏は緑が美しく、圓光寺は苔、お地蔵さん、青もみじ、竹林、池と見どころがいっぱいです。
圓光寺の苔とお地蔵さん
圓光寺の苔の美しさを堪能するお庭は、十牛の庭です。
お庭には牛に見立てた石もありました。
江戸時代に作られた池泉回遊式の庭園だということ。
こじんまりとしていますが、とても美しいお庭です。
十牛の庭は本堂の柱を額縁に見立てた景色が見どころです。
お庭の景色が、春夏秋冬、その季節ごとの美しさがあり、一年中楽しむことができます。
ちなみにこの日は額縁に見立てた写真を撮影しようと、数人のカメラマンが待っていました。
十牛の庭は、苔で覆われており、しっとりとした雰囲気がします。
そしてその中にたたずむ微笑んだお地蔵様。
表情がかわらしくて、こちらもつい微笑んでしまいます。
見つけた時はとても嬉しい気持ちになりました。
圓光寺のお地蔵さんの写真はよく撮られていたので、どこにあるのか気になっていました。
お地蔵さんの場所はこちらになります。
十牛の庭はこじんまりとしたお庭なので、一周するのがすぐです。
途中に背の高い竹林があるので、強い日差しが遮られて涼しげな空間になっていました。
この竹林は、丸山応挙が好んだ竹林で、風雨に当たる竹のありのままの様子を描いた「雨竹風竹図」は、圓光寺の「瑞雲閣」(ずいうんかく)に保存されています。
帰り道に寄ってかえられるといいと思います。
お庭には池もあり、栖龍(せいりゅうち)といいます。
こちらは、洛北エリアで最も古い池ということです。ひっそりとした池でお庭の雰囲気にぴったりです。
この日は鯉は見ることができませんでしたが、どこかにいたのでしょうか。
音がない空間で、心がとても落ち着きます。
圓光寺のお庭 奔龍庭(ほんりゅうてい)
圓光寺のお庭は苔や青もみじ、紅葉などが美しい十牛の庭の手前に、奔龍庭(ほんりゅうてい)という平成25年(2013年)に完成した新しい庭園に作られた枯山水のお庭があります。
こちらのお庭は、龍にみたてた石柱と、砂で作られた雲龍の模様が見どころです。龍の頭や背中に見立てた石柱は、圓光寺の井戸であったものだということ。
近くでみると、その名残を確認することができます。
龍は頭部分と、背中部分とが現れています。見え隠れしていることが余計に龍の雄々しさが感じられます。
躍動感のある枯山水のお庭で、他のお寺とは違う生命力を感じるお庭だと感じました。
最近作られたお庭ということで、それほど有名でないのかもしれませんが、十牛の庭と並んでとても見応えのあるお庭なので、ぜひ足をとめてゆっくりと鑑賞して欲しいですね。
余談ですがずっと眺めていたら、和菓子の「雲龍」を思いだしました。笑
私の大好きな和菓子。しっとりしていて美味しいんです。
圓光寺の青もみじの御朱印
この時期に圓光寺を訪れると御朱印には青もみじがついているようです。
私がいただいた御朱印はこちら。
暑い日だったので、この青もみじが爽やかだったこと!
とても気に入りました。
真ん中に書かれているのは、圓光寺の本尊である、「千手観音菩薩」です。
圓光寺の御朱印は門をくぐってすぐ右にある、受付(拝観料を支払うところ)で御朱印帳を渡しておくと、帰り道に受け取れるようになっています。
料金は300円です。
札を渡されるわけではなかったので、帰り道に忘れずに受け取るようにしてくださいね。
圓光寺
拝観時間:9:00~17:00
拝観料:大人500円 中・高生400円 小学生300円
さいごに
夏に訪れた圓光寺は山の緑も眩しくて、苔も青もみじも竹林も美しい景色でした。
2種類のお庭(十牛の庭、奔龍庭)も雰囲気がまるで違うので、対比も含めてとても楽しめると思います。
御朱印は青もみじがついていて、ウキウキ。
入り口に受付があるので、欲しい方は最初に御朱印帳を準備しておいてください。