北野天満宮の紅葉といえば「もみじ苑」です。2019年は10月25日(金)~ 12月8日(日)までです。
もみじ苑は、豊臣秀吉が京洛を決めるために境界として定めた「御土居」がある場所でもあります。
私は北野天満宮から徒12分のところに住んでおり、だいたい毎年訪れています。
今年は「もみじ苑」にお昼に訪れました。見どころをご紹介したいと思います。
北野天満宮の紅葉 もみじ苑公開 その内容は?
10月25日(金)~12月15日(日)(予定)午前9時~午後4時(最終受付)※延長されています。
ライトアップ公開期間
11月9日(土)~12月8日(日) 日没~午後8時(最終受付)
入苑料 大人1000円 子ども500円 (茶菓子付き)
私が行ったのは去年の2018年。北野天満宮のもみじ苑にカメラを持って行ってきました!
私が行った日は、春のようなポカポカ陽気の日で、12月とは思えない天気でした。
もみじ苑の入り口は、絵馬所の前にあります。
もみじ苑の地図です
いろいろ見どころがあるので見ていきたいと思います。
もみじ苑は、今注目されている御土居の境い目に作られています。
もみじ苑の御土居は、洛中、洛外の境界だけでなく、水防のために作られてあったそうです。
歴史好きの人は、もみじ苑で、紅葉と歴史の両方を楽しむことができます。
こちらが舞台からの眺めです。
少し高台にあるので、眼下に広がる紅葉の景色はとても綺麗です。
茶室梅交軒の舞台で、上七軒の舞妓さんが日舞を披露することもあるそうです。
こちらが有名な大けやきです。
なんと樹齢600年だそうです。圧巻!
この後、本殿が見える展望台に来るのですが、写真をすっかり撮るのを忘れていました。
この後、紙屋川の川岸まで階段で降りていきます。
少し急な階段なので、足元に注意してくださいね。
実は私はちょっとよろけてしまいました。
紅葉に目をとられてしまうと、足元が不注意になってしまいます。^^;
もみじ苑のそばを流れている紙屋川は、かつては紙漉き場であったとのことです。名前の由来はそこからきているのでしょうか。
川のせせらぎを感じながら、もみじの中をお散歩。
空気も澄んでとても気持ちの良いコースです。
途中、鶯橋という太鼓橋を渡り、向こう岸に渡りました。
ここから紙屋川を眺める景色もとても美しいです。
ここからはずっと、紅葉の中をサクサクっと落ち葉を踏みながら歩いていきます。
ところどころにベンチがあるので、少し立ち止まって鑑賞するのもおすすめです。
途中にある、三叉の紅葉は、樹齢400年だそうです。その名の通り足元が三叉になっています。
対岸にある堤防のようなものがお土居というもの。
この水防になる堤防が、秀吉が決めた洛中洛外の境目だということです。
こちらが秀吉の決めたという御土居の図面です。
ちょうどもみじ苑は境界にあるのですね。この川を堺に洛中と洛外に別れていたとは、なんだか感慨深いです。
竹林を通り過ぎたら、また橋をわたって戻ってきます。
最後にお茶屋さんで、お茶とお菓子のサービスがあるのがとても嬉しいですね。
もみじ苑で出されるお菓子とお茶の写真です。
お茶はポットに熱いほかほかのほうじ茶が入っていました。
自由に飲むことができます。
お菓子は、「老松」の「北野大茶湯」というお菓子がでてきました。
北野大茶湯は、白みそを使っている餡で少し塩気を感じます。
甘じょっぱい餡と、やわらかい皮がしっとりとしていてとても美味しくいただきました。
このお菓子は、千利休が考案した麩の焼きというお菓子を再現したものだということです。
何個でも食べられそう。。。
北野天満宮もみじ苑の料金、所要時間について
北野天満宮もみじ苑の料金は
時間:午前9時~午後4時
ライトアップ時間:日没~午後8時
もみじ苑の最後に、茶店でいただけるお茶とお茶菓子がついています。
お茶菓子がついているので、このお値段でも妥当かなと思いました。
もみじ苑の入り口絵馬所から北へ順路通りにすすみ、途中で坂道(階段)があり降りていくと川沿いにでます。川沿いを南側に向かって歩き、鶯橋を渡ります。
反対側の川岸を南へ向かって歩くと行き止まりになります。また橋を渡って、元いた方の川岸からまた北へ向かって行くという順路です。
最後はお茶屋さんに出て、そこでお茶菓子とお茶をいただけるという流れになっています。
所要時間は一人で早足で40分くらいだったので、ゆっくり写真をとったり、途中のベンチで腰掛けたり、友人と語らいながら見てまわると45分くらいかかるのではないでしょうか。
その後、お茶菓子をいただく時間をいれると、ゆっくり長く楽しんで1時間くらいではないかと思います。
北野天満宮 もみじ苑のライトアップ情報
令和元年2019年の北野天満宮のもみじ苑の公開期間は、
10月25日(金)~ 12月8日(日)です。
ライトアップ期間:11月9日(土)~ 12月8日(日)でした。
ライトアップされる時間は日没~午後8時までとなっています。
ライトアップを目的にされる場合は、開催期間中すべてライトアップされているわけではないので、日程を確認してから行ってくださいね。
昼間が午後4時までということですが、昼と夜が入れ替え制になっていません。
なので、昼と夜の紅葉を通しで楽しむことができます。
もみじ苑に午後4時少し前に入って、日没からのライトアップを楽しむというのもおすすめですよ。
そうすると、昼間と夜と二度楽しむことができていいですね。
ライトアップされる時期は、もう寒くなって大変なので、温かい格好をしてきてください。
明るいうちに一周もみじ苑を楽しみ、お茶屋さんの温かいお茶で日没を待つというのがおすすめです。
お茶屋さんは出口までにあるので、またもみじ苑に戻ってライトアップを楽しんでください。
北野天満宮のもみじ苑は、他の有名寺社の紅葉、ライトアップに比べると、比較的空いていて穴場だと思います。
ちょうどよい規模ですし、お茶とお茶菓子付きというのがおすすめポイントです。
デートにとてもおすすめですよ。
さいごに
北野天満宮のもみじ苑は、それほど混雑することもないので、京都の穴場の紅葉スポットだと思います。
料金は1000円でお茶菓子付き、開催期間の後半は夜間のライトアップも行われます。
昼夜の入れ替えがないので、そのまま通しで楽しむこともできます。
お参りした後は、もみじ苑で秋の京都を楽しんでくださいね。